【2026年現場取材】半蔵門線の遅延はなぜ止まらないのか?3社直通の罠と「ダイヤ復旧」を阻む構造的要因
半蔵門線特有のインフラ構造も見逃せない。表参道や永田町、大手町といった乗降客数の多い主要駅のホームは、地下深く深層部に位置している。地上や他路線からの乗り換え客が一気に集中するため、階段やエスカレーター付近には常に強い混雑が生じる。
2026年現在、全駅で可動式ホーム柵の運用が定着している。安全面での貢献は絶大である一方、混雑時の駆け込み乗車や手荷物の挟まりによる「ドアの再開閉」は今なおゼロにはなっていない。1つの駅で生じたわずか30秒の停車時間の延び。それが都心部の過密ダイヤの中では積もり積もり、後続列車を次々とストップさせる原因となる。