20世紀最後の魔球とは何だったのか?打者を絶望させた驚愕の軌道と真相
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20世紀の日本プロ野球界においても、ファンの記憶に深く刻まれたウイニングショットが数多く存在します。プロ野球 伝説の魔球一覧として、20世紀最後の魔球 歴代投手たちが操った珠玉のウイニングショットを比較検証します。
まず筆頭に挙げられるのが、「ハマの大魔神」こと佐々木主浩のフォークボールです。落差の大きさだけでなく、カウント球と決め球で落とす軌道とスピードを自在に変える技術は球界随一であり、90年代後半の横浜ベイスターズ優勝の立役者となりました。打者はフォークと分かっていても直球への警戒を捨てきれず、ワンバウンドするボールを幾度となく振らされました。
対照的に、緩急の極致として打者を翻弄したのが前田幸長のナックルボールです。ほぼ無回転で放たれるボールは空気抵抗によって予測不能な揺らぎを見せ、投げる本人すらどこへ行くか分からない不規則な変化で打者のタイミングを完全に狂わせました。
横方向の変化で球界を驚愕させたのが、西武ライオンズの黄金期を支えた潮崎哲也の高速シンカーです。サイドスローから投じられるシンカーは、打者の手元で浮き上がるように見えてから急速に外角低めへと切れ落ち、当時「あの球だけは残像を振らされているようだ」と他球団の強打者たちを絶望させました。
そして20世紀末から21世紀初頭にかけてスポーツ科学界を巻き込む大論争を巻き起こしたのが、スポーツ科学者・手塚一志が提唱したジャイロボールです。ボールの進行方向に対して螺旋状にスピンする弾道は、初速と終速の差が少なく、空気抵抗を切り裂くように伸びて打者を幻惑させました。