アブラナ科の野菜を食べ過ぎると危険?驚きの健康効果と正しい摂り方を徹底解説
アブラナ科野菜が世界中の生化学研究で注目される最大の理由は、含硫化合物「グルコシノレート」が分解されて生じるイソチオシアネート類にあります。その代表格が、ブロッコリーやブロッコリースプラウトに多く含まれる「スルフォラファン」です。
一般的なビタミンCやビタミンEなどの直接的抗酸化物質は、活性酸素を消去する過程で自らが酸化され、効果が短時間で失われます。対照的に、スルフォラファン効果の最大の特徴は、体内の解毒・抗酸化酵素系(Nrf2経路)を直接スイッチオンにする点にあります。自前の抗酸化防御システムを活性化させるため、その抗酸化作用は摂取後約3日間にわたって持続すると報告されています。
国立がん研究センターなどの大規模疫学調査(JPHCスタディ)や海外の前向きコホート研究においても、アブラナ科野菜の摂取頻度が高い群では、消化器系を中心としたがん罹患リスクの低下傾向が示唆されています。がん細胞の増殖抑制シグナルの誘導や発がん性物質の無毒化促進など、分子レベルでの解毒メカニズムが次々と解明されています。