安倍とプーチン27回会談の真相|蜜月の舞台裏と現在への教訓
安倍・プーチン両首脳の関係性については、当時から国内外の言論界およびインターネット上で激しい賛否両論が巻き起こりました。安倍プーチン会談ネットの反応を検証すると、世論は大きく2つに分かれていました。
肯定的な論調としては、「歴代政権が建前だけで一歩も進められなかった領土問題に、現実的な出口を示そうとした」「強権的なロシア指導者とここまで直接パイプを持てる日本のリーダーは他にいない」といった現実主義を評価する声がSNSや保守系論壇を中心に多数見られました。
一方、批判的な論調としては、2019年の東方経済フォーラムでのスピーチ「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている」という呼びかけに対し、「独裁者に融和的すぎるのではないか」「経済協力ばかりを先取りされ、領土は1島も戻らない『食い逃げ』に終わる」という懸念がリベラルメディアやネット掲示板(5ちゃんねる等)で噴出しました。
しかし、2022年7月に安倍元首相が凶弾に倒れた際、プーチン大統領が遺族(昭恵夫人および母・洋子氏)に送った私的な電報は、単なる外交辞令を超えたものでした。安倍元首相銃撃へのプーチンの弔意には、「ロシアと日本の良き隣人関係の発展のために多大な貢献をした傑出した政治家であった」と記され、冷徹な独裁者が稀に見せた個人的感情として世界的な注目を集めました。