アスファルトとコンクリートの違いは?費用・寿命・工期をプロが徹底比較
ネット上の口コミや簡易解説記事には、現場の実態と乖離した誤解が数多く流布しています。後悔を防ぐために知っておくべき3つの真実を検証します。
誤解1:「コンクリートは完全メンテナンスフリーで一生割れない」
コンクリートは半永久的な素材ですが、水分蒸発に伴う乾燥収縮や温度変化による膨張・収縮が必ず発生します。適切な目地(伸縮目地・スリット)を3〜4m間隔で配置しない場合、ヘアークラック(微小クラック)が不可避的に発生します。構造上の致命傷にはならないケースが大半ですが、無傷の美観が永続するわけではありません。
誤解2:「アスファルトは自宅の庭でもDIYや格安で施工できる」
常温合材を用いた補修キットが市販されているため「安価に自作できる」と誤認されがちですが、耐久性のある本舗装には150℃以上の加熱アスファルト合材と数トン級の転圧機械による締固めが必須です。素人施工や手転圧では密度不足となり、数ヶ月で陥没や骨材飛散を起こします。
誤解3:「コンクリートは白くて涼しい」
表面温度の上昇自体はアスファルトより10℃以上低く抑えられますが、コンクリートは太陽光の反射率(アルベド)が高いため、強烈な照り返しと眩光を生み出します。南向きのリビング前に広大な土間コンクリートを施工すると、室内の体感温度が上昇したり、日中の眩しさに悩まされたりするケースがあるため、芝生や植栽スリットを併用する設計的配慮が求められます。