鼻血が止まらない原因は病気?何分で危険か救急の受診目安と正しい止め方
粘り気が少なく、水のようにサラサラとした鮮血が勢いよく流れ出て止まらない場合、通常の粘膜擦過傷ではなく、中高年に多い「後方出血」や全身疾患が疑われます。
特に成人の鼻血で圧倒的に多い基礎疾患が高血圧症と動脈硬化です。血管の内圧が高い状態が続くと、鼻の奥を通る蝶口蓋動脈などの太い血管が破綻しやすくなります。この部位からの出血は圧迫が届きにくく、血液が喉の奥へと大量に落ちていく特徴があります。
また、心筋梗塞や脳梗塞の予防として抗血小板薬や抗凝固薬(ワーファリン、DOACなど)を日常的に服用している方は、血液の凝固作用が抑えられているため、一度出血が始まると自力で止血することが極めて困難になります。血圧の急激な上昇や内服薬の状況を把握しておくことが大切です。