保存料は本当に体に悪い?発がん性の噂と「無添加」に隠された衝撃の真相

保存料は本当に体に悪い?発がん性の噂と「無添加」に隠された衝撃の真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

私たちが日常的に口にする保存料の種類と一覧を把握することは、いたずらな不安を解消する第一歩となります。日本では、厚生労働省の食品添加物指定を受けた物質のみが使用を許可されており、その安全性評価は内閣府食品安全委員会が独立して実施しています。

評価の核となるのが食品添加物の安全基準とADI(一日摂取許容量:Acceptable Daily Intake)です。動物実験で何ら毒性影響が認められなかった最大投与量(無毒性量:NOAEL)を求め、そこに動物とヒトの種差(10倍)、ヒトの個人差(10倍)を掛け合わせた「100分の1」という極めて慎重な安全係数を設定して算出されます。厚生労働省が実施している毎年のマーケットバスケット方式(実際の食事からの摂取量調査)によると、日本人の平均的な保存料摂取量は、この厳しいADIの「1%未満」にとどまっており、過剰摂取とは程遠い水準を維持しています。

主要な保存料・成分名主な用途と使用基準(上限値例)ADI(一日摂取許容量)安全性の検証結果とリスク実態ソルビン酸 / ソルビン酸カリウムチーズ(3.0g/kg以下)、ハム・ソーセージ(2.0g/kg以下)0〜11 mg/kg 体重/日体内代謝で水と炭酸ガスに分解。実質摂取量はADIの約0.2〜0.5%と極微量。安息香酸 / 安息香酸ナトリウム清涼飲料水(0.60g/kg以下)、キャビア、シロップ0〜5 mg/kg 体重/日肝臓で馬尿酸に変換され尿中排出。ビタミンC併用時のベンゼン生成も規制値内で制御。プロピオン酸カルシウムパン・菓子(2.5g/kg以下)のカビ発生防止特定せず(毒性が極めて低いため無制限)天然のチーズにも微量含まれる短鎖脂肪酸。人体への毒性は実質的に無視できる。日持ち向上剤(酢酸Na、グリシン)惣菜、おにぎり、チルド麺(法的には保存料と別区分)アミノ酸・有機酸のため制限なし静菌作用は穏やか。塩分過多や風味への影響が課題となるが、化学的毒性は極小。

関連記事