朝青龍と朝赤龍の関係は兄弟?実は親戚?明徳義塾時代から続く熱い絆の真相
ネット上の検索コミュニティや相撲ファンの間で定期的に浮上するのが「朝青龍と朝赤龍は実の兄弟なのか」という噂です。結論から明言すれば、二人に血縁関係は一切なく、親戚関係ですらありません。生まれ育った家庭も家系図も全く異なる完全な他人です。
それにもかかわらず兄弟説が根強く囁かれ続けた最大の理由は、二人揃って同じ時期に同じ高校へ留学し、同じ相撲部屋に入門して「青」と「赤」という双子のような四股名を名乗っていた点にあります。日本相撲協会の公式記録や各社報道資料を照合すると、二人の本名および出自の違いは一目瞭然です。
朝青龍の本名はドルゴルスレン・ダグワドルジ(Dolgorsürengiin Dagvadorj)。父はモンゴル相撲の元王者(巨人)であり、レスリング選手として活躍したドルゴルスレン氏。4人兄弟の末っ子として生まれ、長兄のスミヤバザルは格闘家を経て政治家(ウランバートル市長などを歴任)、次兄のセルジブデはプロレスラー(ブルー・ウルフ)、三兄のロブサンドルジもレスリング選手という屈指のアスリート一族です。さらに現役横綱として角界に君臨する豊昇龍は、朝青龍の実の甥(三兄の息子)にあたります。
対する朝赤龍の本名はバダルチ・ダシニャム(Badarchiin Dashnyam)です。ウランバートル出身で、父親はモンゴル相撲の元幕内格力士であるバダルチ氏。家庭環境も血筋も全く別のルートを辿っており、ダグワドルジ一族とは何ら血のつながりはありません。
現役時代、朝赤龍は朝青龍の本名「ドルジ」と自身の四股名にちなんで、角界やファンから親しみを込めて「赤ドルジ」の愛称で呼ばれていました。この愛称があまりにも自然に定着したことも、一般層に「ドルジ兄弟」という誤解を広める一因となったのです。