創価学会と共産党はなぜ対立するのか?幻の協定と半世紀の激突の真相
国政選挙や統一地方選挙の投開票日が近づくと、地域の現場では両陣営の熾烈な神経戦が繰り広げられます。公営ポスター掲示板はもちろん、民家の塀や商店街の壁面に貼られる政党ポスターの獲得競争は、その象徴的な舞台です。
地域密着型の取材で現場を歩くと、公明党のポスターが貼られた民家のすぐ隣に共産党のポスターが掲示されている光景が頻繁に見られます。これは単なる偶然ではなく、町内会や商店街において「どちらがより強固な人間関係を築いているか」を可視化する陣取り合戦の結果です。支援者への取材でも、「共産党にだけは絶対に負けられない」「公明党の組織力に対抗できるのはウチだけだ」という互いへの強い対抗意識が、支持活動の大きな原動力として機能していることが浮き彫りになります。
特に地方議会選挙の定数争いでは、公明党と共産党が最後の1議席を数十票差で争うケースが全国で頻発します。公明党は「完勝」を至上命題として一票の無駄もない精密な票割り(地区ごとの案分)を行い、共産党も赤旗読者や後援会を総動員して徹底した掘り起こしを展開します。互いの組織力学を知り尽くしているからこそ、選挙現場における緊張感は他党同士の戦いとは比較にならないほど張り詰めたものになるのです。