ドゥブロヴニクは魔女の宅急便の舞台?公式モデルの真相と聖地巡礼ガイド
スタジオジブリが『魔女の宅急便』を制作するにあたり、公式にロケハン(現地取材)を行った都市として明言しているのは、北欧スウェーデンのストックホルムと、バルト海に浮かぶゴットランド島の古都ヴィスビューの2都市です。
1988年、宮崎駿監督をはじめとする制作スタッフはスウェーデンへ渡り、石畳の小路、重厚な時計塔、港を行き交う船、そして中世の面影を色濃く残す城壁都市を入念にスケッチしました。実際に映画を見返すと、コリコの町の中央にそびえるシンボリックな時計塔や、北欧風の落ち着いた色調の建築様式には、ストックホルムのガムラスタン(旧市街)やヴィスビューの街並みが色濃く反映されています。
一方で、スウェーデンの実際の海は北欧特有の冷涼で深い青をたたえています。映画で描かれたような、太陽の光が降り注ぎ、鮮やかなオレンジ色の屋根がどこまでも広がる南欧・地中海的な陽光の描写には、アドリア海沿岸の景観美がイメージソースとして重ね合わされたと考えられています。