一目ゴム編みと二目ゴム編みの違いは?伸縮性と厚みの差をプロが徹底解説
以上の構造特性と製作工程を踏まえ、自身の手がけるプロジェクトにどちらのゴム編みを採用すべきか、明快な判断基準を提示します。
一目ゴム編みを選ぶべき条件
- 上品・スマートな印象に仕上げたい:スーツやオフィスカジュアルに合わせるハイゲージセーター、カーディガンの前立てなど、波打ちを避け直線的なラインを際立たせたい場合。
- マフラーやショールを編む:編み地全体の柔らかさと均一なドレープ(落ち感)を重視し、両面同じ表情を持たせたい場合。
- 仕上げのストレスを軽減したい:完璧なゴム編み止めを短時間で施したい、あるいは棒針編みの基礎を確実にマスターしたい初〜中級者。
二目ゴム編みを選ぶべき条件
- 機能的なホールド感を最優先する:冷気の侵入を塞ぎたいアウター系セーターの手首、ずり落ちては困る靴下の履き口、折り返して被る肉厚なニットキャップなど。
- アメカジやアラン模様など立体美を強調したい:太い糸を用いて陰影豊かな縦リブをデザインのアクセントとして主張させたい場合。
- 編み技術のさらなる高みを目指したい:目数計算の整合性を合わせ、難度の高い二目ゴム編み止めをクリアしてプロ級の仕立てを体現したいニッター。