元日テレ桝太一の現在と退社の真相!研究員転身の理由と年収の全貌
人気絶頂期にあった看板アナウンサーの退社発表は、テレビ業界に小さからぬ激震を走らせました。一般的な局アナの退社といえば、大手芸能事務所に移籍して活動の場を広げる「フリーアナウンサー化」が定石です。しかし、桝太一氏が下した決断は「大学の研究者への転身」という、極めて異例の道でした。
桝氏の原点は、名門・麻布中学校・高等学校から東京大学農学部水圏環境専修へと進み、同大学大学院農学生命科学研究科でアサリの殻の成長線を研究していた生粋の理系キャリアにあります。2006年に日本テレビへアナウンサーとして入社した後も、根底にあった「科学への探究心」が消えることはありませんでした。
退社に至る決定的な転機となったのは、東日本大震災における原発事故の報道や、世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルス感染症の流行です。専門家が発する高度な科学的知見と、不安を抱える一般生活者の受け止め方との間に、埋めがたい深い溝が存在することを現場で痛感。「科学の専門知をわかりやすく社会に伝え、橋渡しをする『科学コミュニケーション』の重要性を痛感した」と、当時の特番インタビューや自著・手記でも率直に吐露しています。
日本テレビ局内でのキャリアアップや管理職への昇進という安定したレールではなく、40歳という人生の節目を迎えて「自ら学術機関に身を置き、科学を伝える手法そのものを学問として体系化したい」という情熱が、退社という決断を後押ししました。