イモリとヤモリの違いとは?生物学的分類や毒性の有無を徹底解説
身近な生き物でありながら、安全性に関して最も注意すべきなのが「毒の有無」です。日本固有種であるアカハライモリは、フグ毒と同じ「テトロドトキシン」という強力な神経毒を体内に保持しています。
アカハライモリのお腹が派手な赤色をしているのは、捕食者に対して「自分を食べると危険だ」と知らせる警戒色です。分泌液に触れた手で目をこすったり、万一口に入れたりすると強い刺激やしびれを引き起こすリスクがあります。野外で捕まえたり触れたりした後は、必ず流水と石鹸で手を念入りに洗う必要があります。
一方、民家周辺で最もよく見られるニホンヤモリは完全に無毒です。性格もおとなしく、人間に対して危害を加えることはありません。それどころか、夜間に集まる蛾やハエ、蚊、ゴキブリといった害虫を積極的に捕食してくれるため、人間にとって非常に有益な生態系ポジションを担っています。