【独自取材】「もう光は見えない」粗悪カラコンで10代・20代の重度視力障害が急増、Sns個人輸入の裏に潜む「透明な凶器」の全貌
カラコンが角膜に与えるダメージは、想像を絶するほど苛烈だ。眼科医が最も危険視するのは、水道水やレンズケース内に繁殖する微生物による「アカントアメーバ角膜炎」である。この病原体は角膜の表面を食い荒らし、最悪の場合は角膜が融解、つまり「溶けて」しまう。
さらに問題なのが、粗悪なカラコン特有の「低酸素透過性」だ。角膜は血管を持たないため、空気中から直接酸素を取り入れている。しかし、色素が印刷された粗悪なレンズは分厚く、酸素をほとんど通さない。酸素不足に陥った角膜は細胞が死滅し、感染症に対する抵抗力を根こそぎ失ってしまう。この状態で細菌やアメーバが侵入すれば、わずか数日で視力が奪われる事態に陥るのだ。