ガビチョウが特定外来生物に指定された理由と生態系危機【2026】
ガビチョウが特定外来生物に指定された理由と生態系危機【2026】を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。
現在これほどまでに野生化が拡大した根本的な発端は、昭和後半から平成初期にかけて過熱した中国産愛玩鳥の輸入ブームにあります。
1970年代後半から1980年代にかけ、「鳴き合わせ(鳥の美声を競い合う鑑賞文化)」の流行とともに、中国から大量のガビチョウやソウシチョウが安価に輸入されました。しかし、日本の住宅密集地においてガビチョウのけたたましい声はあまりに騒々しく、飼育者が持て余す事例が頻発しました。その結果、意図的な遺棄(放鳥)や飼育ケージからの逃亡が相次ぎ、多摩丘陵や神奈川県、北関東などの雑木林で野生化が始まった経緯があります。
日本の里山環境は、下草のササやアズマネザサが生い茂り、外敵から身を隠しながら餌を探すガビチョウにとって理想的な生息環境でした。天敵となる猛禽類が都市近郊で減少していたこと、さらに冬場でも氷点下に耐えうる強靭な適応力を持っていたことが、急速な定着と全国拡散を決定づけました。