高湯温泉安達屋旅館が予約困難な理由とは?大気の湯と囲炉裏料理の真実
安達屋旅館の代名詞とも言えるのが、川の一部をそのまま湯舟にしたかのような広大さを誇る大露天風呂「大気の湯」です。木々に囲まれた野趣あふれるロケーションと、底から湧き出る乳白色の自家源泉はまさに秘湯の真骨頂。しかし、この露天風呂が基本的に「混浴」の運用形態をとっていることから、宿泊前に躊躇する旅行者、特に女性グループやカップルが少なくありません。
取材と現地利用者からの証言によると、同館では女性客が安心して入浴できるよう緻密な配慮が施されています。まず、女性専用の脱衣所から露天風呂の湯舟までは見通しの悪い専用のアプローチが確保されており、入浴時には透けにくい専用の厚手湯浴み着の着用が必須となっています。さらに、源泉が極めて濃い乳白色であるため、湯に浸かってしまえば首から下の視線は完全に遮られます。
「混浴にはどうしても抵抗がある」という層に向けて、時間帯別の女性専用タイムが設定されているほか、リニューアルに伴い貸切風呂の設備が大幅に強化されました。広々とした貸切露天風呂「薬師一の湯」「薬師二の湯」、そして貸切内湯「ひめさゆり」の計3箇所が整備されており、混浴の大露天風呂に足を踏み入れずとも、奥州三高湯の極上湯を完全なプライベート空間で心ゆくまで堪能できる導線が確立されています。