赤ちゃんの蚊刺されがパンパンに腫れる理由と水ぶくれ・とびひ予防術
「この程度の腫れで病院へ行くのは大げさではないか」と躊躇する保護者は少なくありません。しかし、乳幼児の虫刺されには臨床現場が明示する小児科・皮膚科受診の決定的な目安が存在します。以下のいずれかに該当する場合は、迷わず医療機関を受診してください。
- 患部が直径5センチメートル以上に広がり、熱感を帯びて板のように硬くなっているとき
- 明らかな水ぶくれ(水疱)が出現し、破れて浸出液(黄色い汁)が滲み出ているとき
- 刺された局所だけでなく、38度以上の発熱や不機嫌、哺乳力の低下が見られるとき
- 目の周囲、まぶた、耳介などを刺され、顔面の変形や開眼困難が生じているとき
- 市販薬を塗布して2〜3日経過しても腫れや赤みが悪化の一途をたどっているとき
特に注意すべきは、細菌が皮下組織深くまで侵入する「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」への移行です。赤みが急速に四肢の上方へと拡大し、触れると強い痛みを訴える場合は、夜間休日診療所や24時間往診サービス、オンライン小児科診療などを活用し、迅速に抗菌薬治療を開始する必要があります。