宮沢りえ『サンタフェ』なぜ18歳で出版?155万部の社会現象と母娘の真相
刊行から長い年月が経った現在、この写真集は世間でどのように受け止められているのでしょうか。リアルタイムで騒動を体験した世代と、後追いで知った若い世代では、受容のされ方に興味深いコントラストが見られます。
SNSやネット上のレビューを分析すると、当時を知る世代からは次のような声が多く寄せられています。
「当時は学校や職場でサンタフェの話題で持ちきりだった。本屋に予約カードを出しに行くのが恥ずかしかったのを覚えている」
「アイドルの水着写真集とは全く違う、ヨーロッパの絵画を見ているような衝撃を受けた」
一方で、デジタルネイティブの若い世代や現在の読者層からは、純粋な写真表現や宮沢りえさんの表現力に対する驚嘆が目立ちます。
「レトロ写真として見ても構図と光が圧倒的におしゃれ。10代とは思えない眼差しの強さがある」
「加工技術のない時代に、フィルム写真だけでここまでの透明感と存在感を出せるのは本物のスターだと思う」
単なるノスタルジーとして消費されるのではなく、篠山紀信氏のカメラアイと被写体の生命力が生み出した「時代を超越する表現力」として、新たな世代のクリエイターからも高いリスペクトを集めているのが特徴です。