『鬼滅の刃』お館様演じる森川智之の真髄!1/Fゆらぎ声と演技力の秘密
『柱稽古編』のクライマックスを伝説たらしめた要因の一つが、鬼舞辻無惨役を務める関俊彦との演技合戦です。長年にわたり日本のアニメ・声優界を牽引してきた盟友同士が、千年に及ぶ光と影の因縁として相対しました。
「永遠」を渇望し、他者を踏みにじり続ける無惨の冷酷な傲慢さに対し、耀哉は「永遠とは人の想いだ。人の想いこそが永遠であり、不滅なんだよ」と語りかけます。この名セリフにおける森川のトーンは、怒りや憎悪ではなく、どこまでも深く哀れむような慈悲に満ちていました。
激昂する無惨の鋭い言葉の刃を、耀哉の柔らかな響きがすべて無力化していく緊迫感。関俊彦の張り詰めた芝居と、森川智之の包み込むような芝居が衝突することで、産屋敷耀哉という男がただの被害者ではなく、鬼を滅ぼすためなら魂すら差し出す「究極の怪物」であったことが浮き彫りになりました。