横手高校 野球部が挑む令和の革新——豪雪地帯の進学校が手にした「データ野球」と甲子園への執念【2026年最新取材】
「横手高校には長い歴史と伝統があります。でも、僕たちが戦うのは過去ではなく、目の前にいる相手です」
そうきっぱりと言い切る主将の表情には、伝統校特有の重圧を乗り越えた強靭なメンタリティが窺える。かつて先輩たちが築いた輝かしい実績はリスペクトしつつも、自分たちの代で新しいスタイルを確立するという強い意志。その眼差しはすでに2026年夏の激闘を見据えている。
「公立だから、勉強があるから、練習時間が少ないから……そんな言い訳は一つも要りません。僕たちが勝つことで、秋田の公立校全員に『やり方次第で絶対勝てる』という勇気を与えたい。狙うは秋田の頂点、ただそれだけです」。言葉に込められた熱量が、周りの部員たちにも伝播していく。