イチゴは果物か野菜か?農水省の衝撃定義「実は野菜」の理由を徹底解説

イチゴは果物か野菜か?農水省の衝撃定義「実は野菜」の理由を徹底解説について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

「果物か野菜か」という議論以上に、生物学の世界においてイチゴは極めて特異な構造を持っています。ネット上でもたびたび話題となるいちごのつぶつぶの正体ですが、実は「あの表面のつぶつぶこそが、本物の果実」です。

私たちが普段「果肉」と呼んで美味しく頬張っている赤く甘い部分は、植物学上は果実ではありません。花を支える茎の先端部分である「花托(かたく)」が丸く大きく肥大化したものであり、専門的には「偽果(ぎか)」と呼ばれます。

では、本当の果実はどこにあるのかといえば、あの赤色の表面に散らばっている小さな粒(1果あたりおよそ200〜300個)です。この一粒ひとつぶが「痩果(そうか)」と呼ばれる独立した果実であり、その硬い果皮の中に微細な種子がひとつずつ包まれています。つまり、私たちはイチゴをひと口食べるたびに、数百個もの果実を一度に味わっている計算になります。

なお、日常の調理における実用的な盲点として「ヘタを取るタイミング」が挙げられます。イチゴはビタミンCが100g中62mgと、レモン果汁を凌ぐほど豊富に含まれていますが、水溶性であるためヘタを取ってから水洗いすると、断面からビタミンCが水へと流出してしまいます。栄養を余すところなく摂取するには、「ヘタをつけたまま手早く水洗いし、水気を拭き取ってからヘタを切り落とす」のが鉄則です。

関連記事