デンプシーロールとは?最強必殺技の衝撃原理と実戦で暴かれた「弱点」の真相

デンプシーロールとは?最強必殺技の衝撃原理と実戦で暴かれた「弱点」の真相に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

デンプシーロールの創始者は、1919年から1926年にかけて世界ヘビー級王座に君臨した伝説のプロボクサー、ジャック・デンプシー(Jack Dempsey)です。当時のヘビー級は体格に勝る大男たちが直立姿勢で打ち合うスタイルが主流でしたが、デンプシーは比較的小柄な体格(公称185cm、約85kg)をカバーするため、身体全体をダイナミックに沈み込ませる機動力を重視しました。

自著『Championship Fighting: Explosive Punching and Aggressive Defense』(1950年刊行)の中でデンプシー自身が「ドロップステップ」や「ショルダースイング」と呼んでいた身体操作が、のちにメディアや研究者によって「デンプシーロール」と総称されるようになりました。体重の急速な左右移動によって防御と攻撃を不可分に一体化させ、相手のガードを粉砕するスタイルは、当時のボクシング界に計り知れない戦術的変革をもたらしたのです。

関連記事