「生理がきたのに妊娠?」出血の正体と見分け方を専門記者が徹底解説
生理予定日前後の出血は、すべてが無害な着床出血とは限りません。母体や胎児に影響を及ぼす疾患や、早急な対処が求められるトラブルが隠れていることもあります。
妊娠初期に起こりやすい出血の原因として、以下の可能性が挙げられます。
・ホルモンバランスの乱れによる不正出血
妊娠初期はホルモンバランスが急激に変化するため、一時的に少量の不正出血が生じることがあります。
・絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)
胎盤が作られる過程で子宮内膜と絨毛膜の間に血液が溜まり、血腫ができる状態です。無症状のまま超音波検査で見つかることもあれば、まとまった鮮血や赤茶色の出血を伴うケースもあります。多くは安静によって自然吸収されますが、出血量が多い場合は慎重な経過観察が必要です。
・異所性妊娠(子宮外妊娠)
受精卵が子宮内膜以外の場所(卵管など)に着床してしまう状態です。少量の持続的な出血や、激しい下腹部痛を伴うことがあります。卵管破裂を起こすと母体の生命に関わる大出血を引き起こすため、片側の激痛や異常な出血を感じた場合は一刻も早い医療機関へのアクセスが不可欠です。