『半沢直樹』黒崎検査官のオネエ口調と急所掴み!片岡愛之助が明かす真相
黒崎の代名詞とも言えるセリフ「直樹ぃ〜!」。シーズン1の終盤からシーズン2にかけて幾度となく響き渡ったこの呼びかけは、単なる敵対関係を超えた奇妙な執着と絆を象徴する名言となりました。
この呼び捨てのイントネーションも、現場でのアドリブとセッションから生まれた産物です。通常の金融庁検査官であれば「半沢次長」「半沢部長」と役職で呼ぶのが定石ですが、愛之助は半沢を精神的に揺さぶり、自らのペースに引きずり込む心理戦の武器として、あえて親しげかつ異様な粘着質を込めた「直樹ぃ」という呼び方を採用しました。これを受けた堺雅人も、眉一つ動かさずに睨み返す完璧なリアクションで応戦し、画面越しに火花が散る名シーンが次々と完成していきました。
現場における堺雅人と片岡愛之助の共演エピソードも非常にストイックです。愛之助の過剰な怪演に対し、堺は「絶対に笑ってはいけない真剣勝負」として受け止め、カットがかかるまで極限の集中力を維持していました。愛之助が耳元で囁き、顔が数センチの距離まで近づくシーンでも、互いに一歩も引かない芝居合戦が繰り広げられ、カットがかかった瞬間に現場全体から安堵の笑いと拍手が沸き起こったといいます。