綿引勝彦の知られざる生涯と死因の真相|妻・樫山文枝との絆と闘病の記録

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綿引勝彦さんの代表作として真っ先に挙げられるのが、TBS系「花王 愛の劇場」枠で1991年から1999年にかけて放送された昼ドラマ『天までとどけ』です。綿引さん演じる新聞記者・丸山雄平と、岡江久美子さん演じる妻・待子が、実在の大家族をモデルにした13人の子どもたちと繰り広げる日々の奮闘劇は、最高視聴率19%超を記録する異例の大ヒットとなりました。

曲がったことが大嫌いで怒ると雷を落とすが、子どもたちが困難に直面したときには全身全霊で抱きしめる「雄平お父さん」。綿引さんの泥臭くも温かな演技は、核家族化が進んでいた平成初期の日本において「家族の絆の象徴」として深く受け入れられました。

一方で、時代劇ファンから絶大な支持を集めたのが、二代目中村吉右衛門さん主演の『鬼平犯科帳』における密偵・大滝の五郎蔵役です。かつての大盗賊でありながら、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の人柄に惚れ込み、命がけで探索に走る五郎蔵。言葉少なに背中で語る男の美学、元女賊のおまさ(梶芽衣子さん)との絆など、大人の色気と渋さを漂わせた演技は時代劇史に残る名演として語り継がれています。

また、1980年代から90年代に放映された「ピップエレキバン」のCMでは、ピップフジモトの横矢勲会長と絶妙な掛け合いを披露。「肩こり、治らんわ」と呟くコミカルな姿は、強面俳優のイメージを鮮やかに裏切り、幅広い世代から愛されるきっかけとなりました。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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