101回目のプロポーズ主題歌『Say Yes』驚異の記録と誕生秘話
今でこそ誰もが知る完璧なラブバラードですが、その誕生の裏には過酷な制作過程がありました。ドラマ制作サイドから提示されたオーダーは極めて抽象的かつ要求水準の高いもので、楽曲を手掛けたASKAのもとには「もっと切なく、だが最後には希望が溢れ出るようなドラマティックな曲を」という過酷なリクエストが届いていました。
初期のデモ音源はドラマ制作陣のイメージと合致せず、納得のいくメロディラインが完成するまで何度も試行錯誤が繰り返されたというエピソードが残っています。追い詰められた状況の中で、サビの「愛には愛で感じ合おうよ」というフレーズとメロディが降りてきた瞬間、稀代の名曲が一気に結実しました。
「余計なものなど無いよね」という真っ直ぐな言葉で紡がれた歌詞の意味と背景には、嘘偽りのない無償の愛を捧げる主人公・達郎の心情が鮮やかに投影されています。飾り気のない真心こそが人の心を動かすというドラマの核心が、美しい旋律に乗せて見事に表現されています。