ミュージカル『天使にラブソングを』チケット倍率の真相と歴代キャスト完全まとめ
物語の導入となるあらすじは、基本的には名作映画のプロットを踏襲しています。フィラデルフィアのしがないクラブ歌手デロリスは、愛人であるマフィアのボス・カーティスが犯した殺人現場を目撃してしまい、命を狙われる身となります。警察に駆け込んだ彼女は、高校時代の同級生である警官エディの計らいにより、裁判の日までカトリックの修道院へ匿われることになります。
戒律に縛られた清貧な生活に耐えかねるデロリスでしたが、修道院長から頼りない聖歌隊の指導を任されたことで運命が動き出します。彼女が持ち込んだソウルフルでリズミカルな歌唱指導によって、シスターたちは歌う喜びと自己表現に目覚め、聖歌隊は瞬く間に街の人気者に。しかし、その評判がテレビで全米に中継されたことで、追手であるカーティス一味に居場所が知られてしまいます。
ここで知っておくべき決定的な見どころは、「映画版の既存ヒット曲(『I Will Follow Him』など)は劇中では使用されず、巨匠アラン・メンケンが全曲を書き下ろしている」という点です。『リトル・マーメイド』や『美女と野獣』を手がけたメンケンによる70年代フィリー・ソウルやディスコ・ミュージックを融合させたナンバーは、劇場の音響と合わさることで爆発的な高揚感を生み出します。