ケルニッヒ徴候とは何か?髄膜炎を見抜く陽性判定の角度基準を徹底解説

ケルニッヒ徴候とは何か?髄膜炎を見抜く陽性判定の角度基準を徹底解説の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。

ケルニッヒ徴候の検査は、患者の体位や動かす順番を厳密に守らなければ偽陽性・偽陰性を招きます。以下が標準的なケルニッヒ徴候の検査方法です。

まず患者を平らな診察台の上に仰臥位(あお向け)で寝かせ、枕を外して全身をリラックスさせます。検者は患者の片側の股関節を90度、膝関節を90度に屈曲させた状態を保持します。そこから、膝関節をゆっくりと天井に向けて伸展(下腿を持ち上げる動作)させていきます。

このとき注目すべき陽性判定の角度基準は「135度」です。健常者であれば下腿をほぼ真っ直ぐ(180度近く)まで抵抗なく伸ばすことができますが、髄膜に炎症や出血がある患者では、大腿後面のハムストリングスが強く硬直して膝の角度が135度未満の段階で伸展不能となり、太もも裏や背部、頸部に強い痛みを訴えます。この他動的な伸展制限と疼痛反応が認められた場合を陽性と判定します。

関連記事