進研模試2018年1月の平均点と解答を完全解説!高1・高2必見
教育社会学におけるトラッキング(高校間・コース間の学力格差)の観点から見ると、進研模試は「日本全国の高校生の基礎学力を同一スケールで可視化する唯一のインフラ」としての役割を果たしてきました。しかし、学習心理学における「自己効力感(セルフ・エフィカシー)」の観点からは、過去問の活用法に細心の注意を払う必要があります。
基礎が未完成な生徒にいきなり難関大の冠模試や駿台模試を解かせると、得点率10%台で無力感(学習性無力感)を学習してしまい、学習意欲そのものが崩壊するリスクがあります。その点、2018年1月の進研模試のような問題は、「努力した基礎単元は確実に点数になる」という設計が緻密に施されています。大問の(1)や小問集合で確実に成功体験を積ませ、スモールステップで自己効力感を育むには最適な教材です。
【プロの結論】2018年1月過去問をおすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
この過去問演習を今すぐ取り入れるべきか否かは、現在の志望校と習熟度によって明確に分かれます。
【おすすめできる人の条件】
- 高校1・2年の履修範囲において、自分がどこでつまずいているか「穴」を特定したい人
- 定期テストでは点数が取れるものの、全範囲の初見問題になると何から手をつけていいか分からなくなる人
- 大学入試共通テスト対策の第一歩として、各大問の誘導に沿って基礎解法を当てはめる練習を積みたい人
【慎重になるべき・別教材を優先すべき人の条件】
- 旧帝国大学や早慶上理などの最難関大学を志望しており、既に記述・論述のハイレベル演習段階にある人
- 最新の共通テスト特有の「複数テクストの比較・実用文・対話文形式」に特化した演習を求めている人(2018年模試はセンター試験型の色彩が濃いため、形式対策には直近の共通テスト模試過去問が推奨される)