進研模試Gtzの偏差値換算と大学目安|S1〜D3判定基準をプロが徹底解説
大手掲示板やSNS、知恵袋などの受験コミュニティでは、「進研模試で偏差値68を取ったのに、河合塾の全統記述模試では偏差値56まで落ちた」という投稿が毎年数多く見られます。この現象は受験界で「進研模試の偏差値インフレ」と呼ばれており、進研模試偏差値との違いを正しく理解していない受験生が強い心理的ショックを受ける典型例です。
この乖離が生じる構造的な理由は、模試ごとの「母集団の学力層」にあります。
- 進研模試(総合学力テスト):全国約3,000校、年間延べ約40万人の高校生が参加。学校単位での一括受験が基本であるため、大学進学を希望しない層や基礎学力層の生徒も母集団に多く含まれます。また、一部の超進学校(開成、灘、筑駒など)は高1・高2段階で受験しないケースがあり、浪人生は原則として参加しません。
- 河合塾 全統記述模試 / 駿台全国模試:難関大・中堅大以上の大学進学を明確に目指す進学校の現役生や、年間数万人に及ぶ実力派の「浪人生(高卒生)」が多数参加します。
母集団全体の学力水準が高くなれば、同じ実力であっても偏差値は低く算出されます。したがって、進研模試の偏差値から「マイナス7〜10」を引いた数値が、河合塾の全統模試における実質的な偏差値水準であると認識しておくのが実戦的なセオリーです。