金沢で感動!人間国宝の名品が集う国立工芸館の魅力と見学のコツ
首都圏集中型の文化行政を見直し、地域の特性を活かした文化振興を推し進める狙いから決定された金沢移転。石川県金沢市は、加賀百万石の城下町として育まれた豊かな伝統工芸産業が今なお息づくまちだ。この地に国立美術館の拠点を迎えることは、日本の文化政策における大きな歴史的転換点となった。
金沢市が推進する「兼六園周辺文化の森構想」は、兼六園や金沢21世紀美術館、石川県立美術館といった文化施設をひとつの回遊エリアとしてつなぐ壮大な計画である。ここに国立工芸館が加わったことで、古美術から現代工芸、さらには最先端のコンテンポラリーアートまでを歩いて巡れる稀有な文化ゾーンが誕生した。独立行政法人国立美術館と文化庁が手を取り合い、地域社会と一体となって職人や研究者を育む環境も着々と整っている。