警視庁記者クラブの闇と実態|大手メディアが情報を独占する理由

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警視庁記者クラブが置かれているのは、東京都千代田区霞が関2丁目1番1号、巨大な円筒形タワーが特徴的な警視庁本部庁舎の中です。警視庁記者クラブの場所は庁舎内の厳重なセキュリティゲートを通過した上層階に位置し、加盟各社に割り振られたブースや共有の会見スペースが広がっています。

警視庁記者クラブ加盟社は、日本新聞協会や日本民間放送連盟に加盟する大手新聞社、通信社、在京テレビ局、ラジオ局など約40社にのぼります。その中でも特筆すべき影響力を持つのが、戦前からの歴史を引き継ぐ「七社会(ななしゃかい)」と呼ばれる幹事社グループです。

七社会は、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞、東京新聞の全国紙・主要紙に、共同通信や時事通信が関わる形で構成される伝統的な枠組みです。警視庁記者クラブ七社会は、警察首脳との定例懇談や重要情報の取扱方針、会見の仕切りにおいて絶大な主導権を握ってきました。これにNHKや在京キー局(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)の映像メディアが連携し、警察取材の強固なスクラムを形成しています。

なお、警察庁や警視庁が「捜査(事件の発生から被疑者逮捕まで)」を担うのに対し、起訴後の裁判や検察庁の動向を取材する拠点として「司法記者クラブ(東京司法記者クラブ)」が東京地方裁判所内に設置されています。大手新聞社やテレビ局の社会部員は、警視庁記者クラブで叩き上げられた後、司法記者クラブへ異動して事件の公判を追うというキャリアパスを歩むのが通例です。

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