【キングダム】蒙驁の死因と最期の真相!怪物副官・王翦と桓騎を従えた理由とは
蒙驁の武将人生における最大のクライマックスが、コミックス第18巻から第23巻にかけて描かれた「山陽(さんよう)の戦い」です。ここで激突したのが、趙国から魏国へと亡命していた中華屈指の生ける伝説・廉頗大将軍でした。
白老の異名を持つ蒙驁ですが、その半生は決して順風満帆ではありませんでした。斉国の出身であった蒙驁は、若き日に幾度となく廉頗と戦火を交え、「40年間で一度として廉頗に勝てなかった」という深い敗北のトラウマを抱えていたのです。各国を転々として敗残の辛酸を舐めた末に辿り着いた秦の地で、人生の集大成として再び廉頗と対峙することになります。
蒙驁は自らを「特別な才を持たない凡将」と規定していました。だからこそ、教科書通りの堅実な築城術と陣形を徹底し、数十年かけて練り上げた「対廉頗用の対抗砦」を本陣に築いて宿敵を待ち構えます。
戦局は激しさを極め、ついには廉頗が蒙驁の本陣へと突入。圧倒的な武力を誇る廉頗に対し、蒙驁は逃げることなく一騎打ちを挑みます。その激闘の中で蒙驁は左腕を斬り落とされ、絶体絶命の危機に陥りました。しかし、蒙驁が時間を稼ぎ、全軍の崩壊を食い止めている間に、左右の副官である桓騎が敵本陣を陥落させ、王翦が余力を保ち、さらには信が敵将・輪虎(りんこ)を討ち取ったことで、戦略的に魏軍を追い詰めます。
個人としての武勇では廉頗に圧倒されながらも、軍団全体の組織力で勝利をもぎ取った蒙驁。40年にわたるトラウマを乗り越え、秦国の版図を中原の要衝・山陽へと拡大させたこの戦いは、凡将が巨星を落とした歴史的瞬間となりました。