性的マイノリティとは?2026年最新の法制度・種類・現場課題を総括
大手調査機関(電通総研など)が実施した全国意識調査によると、日本国内における当事者の割合は約8.9%〜10%と推計されています。これは「左利き」や「血液型AB型」の比率(約10%)とほぼ同水準であり、30人の職場や教室があれば2〜3人は当事者が存在する計算です。「周囲にいない」のではなく、「見えない、言えない環境にある」という事実を認識する必要があります。
行政の支援策として最も浸透したのが、各自治体が独自に導入を進めてきた「パートナーシップ宣誓制度」です。2015年に東京都渋谷区・世田谷区で始まって以降、都道府県単位での導入が加速し、現在では全国の人口カバー率が80%を突破しています。しかし、この制度はあくまで自治体による受領証の発行に過ぎず、民法上の配偶者控除、法定相続権、共同親権などの法的権利は一切発生しません。