老舗の味を完全再現!苦味を残さないザボン漬けの黄金比と秘伝製法
煮上がったザボン漬けをそのまま放置すると、表面の糖液が湿気を吸い、いつまでも指に張り付くベタつきの原因となります。銘菓と呼ばれる製品に見られる「白く繊細な砂糖の衣(すり蜜)」と「サラッとした手触り」を生み出すには、乾燥と結晶化の技術が欠かせません。
鍋の煮汁が煮詰まり、鍋底にわずかに残る程度になった段階で皮を取り出します。伝統的な結晶化(すり蜜仕上げ)を行う場合は、取り出した直後の熱い皮の表面に、鍋に残った高濃度シロップを木べらで激しく擦り混ぜて白濁させたもの(すり蜜)を素早くハケで塗布するか、微粒のグラニュー糖や上白糖を軽くまぶします。
乾燥工程では、オーブン用の焼き網や干し網の上に皮同士が重ならないよう並べ、「風通しの良い日陰で24時間〜48時間」自然乾燥させます。湿度の高い雨天時は乾燥が進まないため、扇風機の風を当てるか、予熱なしのオーブン(70℃〜80℃の極低温設定)で約30分〜45分送風乾燥させると、失敗なく表面を乾かせます。指で触れても糖分がつかず、表面が薄いガラス質の膜で覆われた状態になれば完成です。