雷電為右衛門はなぜ横綱になれなかったのか?勝率9割6分の真相
歴史上の人物である雷電為右衛門が、なぜ2020年代半ばを過ぎた現在もなお若年層やライト層の間で熱烈な支持を集めているのでしょうか。その起爆剤となったのが、世界的人気コミックおよびアニメ作品『終末のワルキューレ』における雷電の登場です。
神と人類のタイマン13番勝負を描く同作において、雷電は「人類史上最強の力士」として第5回戦に選出。インド神話最強の破壊神・シヴァと拳を交える激闘を演じました。生まれながらに強すぎる筋肉を自らの肉体で封印し続けてきた「百閉」の設定や、自らの相撲を極限まで解放して神に挑む熱い生き様は、国内外のファンの心を強烈に揺さぶりました。
SNSやネット掲示板上では、作品をきっかけに史実の雷電を調べた読者から驚嘆の声が相次いでいます。
「漫画のファンタジー設定だと思って史実を調べたら、通算10敗しかしてなくて漫画より強かった」
「公式記録で勝率9割6分はさすがにバグレベル。現代ならアンチすら生まれない絶対神」
「横綱になっていない理由を知って、当時の番付システムや武家社会の深さに驚いた」
東京都江東区の富岡八幡宮には、歴代横綱の名が刻まれた壮大な「歴代横綱碑」が建っています。しかしそのすぐ傍らには、もう一つ特別な石碑が存在します。それが、横綱の枠組みを超越した存在として建立された「無類力士碑」です。この碑の筆頭に刻まれている名こそが、雷電為右衛門にほかなりません。
形式上の地位に縛られることなく、土俵の上で残した絶対的な結果によって後世から「無類(比べるものが存在しない)」と認められた事実。この圧倒的なオーラこそが、時代を超えて人々を惹きつけてやまない最大の要因と言えます。