卵管造影検査はいつ受ける?生理後〜排卵前の理由と痛みの実態
不妊原因の約2〜3割を占めるとされるのが、卵管の通過障害です。卵管は卵子と精子が出会い、受精卵となって子宮へ運ばれるための重要な通り道であり、ここが詰まっていたり狭くなっていたり(狭窄・閉塞)すると、自然妊娠や人工授精での妊娠は極めて困難になります。そのため、初期段階での卵管造影検査は原因特定に欠かせないステップと位置付けられています。
クリニックによっては「卵管通水検査」を提案されるケースもあります。両者の主な違いは以下の通りです。
卵管造影検査(HSG):X線透視下で造影剤を注入しながらレントゲン撮影を行います。卵管全体の形状、通過性、子宮の奇形、卵管周囲の癒着状況までを画像データとして客観的に記録・診断できるのが強みです。
卵管通水検査:生理食塩水や抗生剤入りの液体を注入し、医師の手元に伝わる抵抗感や超音波(エコー)での液体の広がりで通過性を判断します。被ばくがなく設備が簡易である一方、造影検査に比べて詳細な卵管形状や癒着の有無までは把握しにくい側面があります。