築地本願寺の歩き方2026|朝食予約のコツから建築美と納骨堂の全貌

築地本願寺の歩き方2026|朝食予約のコツから建築美と納骨堂の全貌に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

堂々たるオリエンタルな威容を誇る本堂は、1934年(昭和9年)に竣工した鉄筋コンクリート造の建造物です。1923年の関東大震災で旧本堂が焼失した後、再建の設計を託されたのが、妖怪や幻獣の研究家としても知られる稀代の建築家・伊東忠太でした。

伊東は仏教の発祥地であるインドの古代仏教建築(アジャンター石窟寺院など)をモチーフに採用。正面エントランスのアーチ上部には蓮の花をかたどった大破風が掲げられ、屋根の中央には丸みを帯びたドームが鎮座します。東西の文化が見事に融合したこの唯一無二の景観は、2014年に国の重要文化財に指定されました。

堂内に一歩足を踏み入れると、さらなる驚きが待ち受けています。正面入り口の上部には仏教寺院には珍しい色鮮やかなステンドグラスが光を放ち、中央には伝統的な浄土真宗の荘厳な内陣が広がるという、極めてドラマチックな空間構成です。さらに、階段の手すりや外壁の随所には、ライオン、象、牛、馬、孔雀、さらには伝説の霊獣である迦楼羅(カルラ)など、伊東忠太ならではの動物レリーフが彫り込まれており、まるで宝探しのように細部の意匠を鑑賞できます。

関連記事