島忠ホームズ府中店の現在地!オーケー混雑やニトリ化の実態を徹底解剖
島忠ホームズ府中店を語る上で避けて通れないのが、2020年末から2021年にかけて経済界を揺るがしたDCMホールディングスとニトリホールディングスによる島忠の争奪戦と、その後の大規模な経営統合です。買収完了以降、全国のホームズ各店で進められた「ニトリ融合型店舗」への転換プロジェクトは、この府中店にも大きなメスを入れました。
島忠ホームズ府中店のニトリ改装の経緯を振り返ると、当初は「島忠本来の高級感ある老舗セレクトが失われ、すべてニトリ製品に置き換わってしまうのではないか」という懸念が、長年の家具ファンから強く囁かれていました。かつて同店の2階といえば、カリモク家具やシモンズ、フランスベッド、飛騨産業といった国内外の名門家具メーカーのショールームが優雅に広がり、婚礼家具や一生モノのインテリアをじっくり吟味する場として定評があったからです。
しかし、改装を終えた現在の売り場は、予想とは異なる賢明な「ハイブリッド進化」を遂げています。ニトリが得意とする低価格帯の組み立て家具や、機能性に優れた「Nクール」「Nウォーム」などのプライベートブランド寝具・収納雑貨が前面に展開される一方で、奥のメインブースにはカリモクや高級ベッドブランドの展示がしっかりと残存しています。島忠ホームズ府中店の家具に関する評判や口コミをSNSや現地利用者の声から分析すると、次のようなリアルな評価が浮かび上がってきます。
「ニトリの低価格なカラーボックスを買いに来たつもりが、すぐ隣で本格的な無垢材ダイニングテーブルの座り心地を試せるのは便利」「カーテンや寝具カバーの選択肢がニトリ価格で大幅に増えたため、部屋全体のトータルコーディネートが以前より圧倒的に安く仕上がるようになった」といった肯定的な意見が8割近くを占めています。かつての高級路線に敷居の高さを感じていたライト層を取り込みつつ、高級家具を求めるこだわり派の受け皿も維持するという絶妙なバランス感覚が、新生・府中店のフロアには息づいています。