元ロッテ高沢秀昭の現在と伝説の真相|首位打者と10.19の真実
首位打者獲得の翌年である1989年オフ、球界に衝撃が走ります。広島東洋カープのスター選手・高橋慶彦氏との「1対2」の大型トレードにより、高沢氏は水上善雄氏と共に広島へ移籍することとなりました。セ・リーグの緻密な野球への適応が期待され、移籍初年度から主力として出場を重ねたものの、徐々に度重なる故障が体を蝕み始めます。
1991年シーズン途中に古巣・ロッテへ復帰。千葉移転元年となった1992年に現役引退を決断しました。引退の大きな要因となったのは、長年酷使してきた膝や手首の故障による限界でした。本来の持ち味であるシャープなスイングと軽快な走塁が維持できなくなったことを悟り、惜しまれつつもユニフォームを脱ぐこととなったのです。
通算成績は1274試合出場、打率.284、1173安打、110本塁打、467打点。数字以上にファンの記憶に鮮烈な印象を残した名選手でした。