なぜ副鼻腔炎と中耳炎が併発して治らない?放置厳禁な理由と最新治療法
なぜ副鼻腔炎と中耳炎が併発して治らない?放置厳禁な理由と最新治療法について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
併発時の症状の現れ方は、年齢による解剖学的特徴の違いによって大きく異なります。
小児における急性中耳炎と蓄膿症の併発は、子どもの耳管が大人に比べて「太く、短く、傾斜が水平に近い」構造をしているために頻発します。風邪から数日で副鼻腔炎と急性中耳炎を同時に起こしやすく、激しい耳の痛み、夜泣き、高熱が特徴です。言葉で痛みを伝えられない乳幼児の場合、「しきりに耳を触る」「機嫌が悪くぐずる」といった仕草が見落とせないサインになります。
一方、大人の副鼻腔炎と中耳炎の併発では、激痛よりも「耳の詰まり感(難聴や自声強調)」や「頭重感」「長引く後鼻漏」が主症状となりやすい傾向があります。大人の場合はアレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症などが背景に隠れているケースが多く、滲出性中耳炎と副鼻腔炎の治療期間は数週間から数か月に及ぶケースも珍しくありません。放置すると鼓膜が癒着する癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎へ進行する危険があるため、早期の根本介入が欠かせません。