なぜ嵐『Yes? No? 』は神曲と呼ばれるのか?伝説ポイ演出の真相を徹底解説
嵐の音楽史を振り返る上で、2005年はグループのアイデンティティが大きく変革した分岐点として位置づけられます。その象徴となったのが、J Stormより発売されたアルバム『One』であり、その実質的なオープニングナンバーとして強烈な存在感を放ったのが『Yes? No?』でした。
公式のクレジット情報を確認すると、作詞はma-sayaと櫻井翔(Rap詞)、作曲には名匠・Shusuiに加え、スウェーデンを拠点に世界的なヒットを手がけるStefan EngblomとAxel Belinderが名を連ねています。当時の日本のアイドルポップスとしては極めて異例といえる、北欧ダンスミュージックとエレクトロ・ロックを融合させた攻撃的なアッパーチューンでした。重厚なシンセベースと疾走感あふれる4つ打ちビートは、それまでの嵐が持っていた親しみやすいパブリックイメージを鮮やかに裏切るものでした。
関係者の回顧録や当時の音楽専門誌のインタビューによると、メンバー自身も「ただ与えられた曲を歌うのではなく、自分たちの表現として攻めの姿勢を打ち出す」という強い気概を持ってレコーディングに臨んだとされています。ジャニーズ王道のメロディアスな歌謡性を芯に残しながら、最先端の洋楽クラブサウンドを取り入れたこのハイブリッドな構造こそが、2026年の耳で聴いてもまったく古さを感じさせないタイムレスな強度の源泉泉です。