なぜ「オーマイゴッド」はNg?ネイティブが絶対避ける理由とタブーの真相
カタカナ語として浸透している「オーマイゴッド」の核となるオーマイゴッドの意味は、驚愕、落胆、歓喜、恐怖、怒りといった激しい感情の昂ぶりを瞬発的に吐き出す感嘆詞です。日本語で言えば「なんということだ」「まさか」「信じられない」「うそでしょう」といった広範な感情の揺れ幅をカバーする表現として機能しています。
この表現が英語圏で特殊な重みを持つ理由は、その成り立ちであるオーマイゴッドの由来と宗教的背景とタブーに直結しています。ヘブライ聖書およびキリスト教の根幹を成すモーセの「十戒(Ten Commandments)」の第三戒には、極めて厳格な戒律が記されています。
「汝、主の御名をみだりに唱えるなかれ(Thou shalt not take the name of the Lord thy God in vain)」。
敬虔な信徒にとって、創造主である「God」の名は祈りや礼拝といった神聖な儀礼においてのみ口にすべき至高の存在です。鍵を落とした、電車に乗り遅れた、あるいは噂話に驚いた程度の世俗的かつ些細なトラブルで神の名を叫ぶ行為は、神聖な力を私利私欲で消費する「神への冒涜(Blasphemy)」とみなされてきた歴史が存在します。欧米社会に深く根を張るキリスト教的倫理観において、この戒律は単なる過去の遺物ではなく、現代人の無意識の規範としても息づいています。