写真から場所を特定する技術と手口|瞳の反射やExifの危険性と対策
ネット上に公開された合法的・公開情報を収集・分析して対象を調査する手法をOSINT(オープンソース・インテリジェンス)と呼びます。写真の背景から場所を特定するOSINT技術は、調査報道やサイバー防犯の分野で使われる一方、悪意あるストーカーやネットユーザー(通称「特定班」)にも広く悪用されています。
具体的な特定の手順として、以下のような微細なインフラ情報が利用されます。
- 電柱の電柱番号札・NTT柱番号:電柱に貼られた固有番号を管理データベースや自治体コードと突き合わせることで番地レベルまで即座に判明。
- マンホールの蓋のデザイン:市区町村ごとに固有のご当地デザインや自治体章が描かれており、地域を一発で特定。
- 鉄道やバスの運行情報・架線柱:車両の形式や窓の配置、架線の構造から路線と通過駅を特定。
- 遠景の稜線(山の形)や送電鉄塔:国土地理院の標高データや3Dマップと重ね合わせ、撮影者の立ち位置(ジオロケーション)を逆算。
これらの技術を組み合わせることで、看板ひとつ写っていない山道や住宅街の路地裏であっても、数十分足らずで座標が暴かれてしまうケースがあります。