なぜ「水金地火木土天海」に?冥王星が消えた衝撃の真相と教科書の現在

なぜ「水金地火木土天海」に?冥王星が消えた衝撃の真相と教科書の現在についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

IAUが決議した「太陽系の惑星」を定義する条件は、極めて明確な以下の3点です。

第一に「太陽の周りを回っていること」。第二に「十分な質量を持ち、自己重力によってほぼ球形を維持していること(静水圧平衡)」。そして議論の核心となったのが第三の条件である「その軌道の周囲から他の天体を一掃(排除)していること」でした。

冥王星は第一・第二の条件を完全に満たしていました。しかし、第三の条件において決定的な不適格判定が下されます。冥王星の公転軌道上には、自身と同規模あるいは無数のカイパーベルト天体が密集して漂っており、冥王星の重力はその領域を支配・クリアするに至っていませんでした。実際、冥王星の質量は軌道上にある他の天体全体の総質量のわずか数パーセントに過ぎず、周囲の小天体を弾き飛ばしたり合体させたりする圧倒的な影響力を持っていなかったのです。

この結果、冥王星は従来の惑星(Planet)から新設されたカテゴリーである「準惑星(dwarf planet)」へと分類し直されました。日本国内では2007年3月、日本学術会議が「dwarf planet」の日本語呼称として「準惑星」を正式推奨し、理科教育の現場へ浸透していくこととなります。

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