なぜ細編みの立ち上がりは斜めになる?目数が合わない盲点とプロの裏ワザ

なぜ細編みの立ち上がりは斜めになる?目数が合わない盲点とプロの裏ワザとは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

立ち上がりにおける最大の混乱要因は、「立ち上がりの鎖編みを目数としてカウントするのか否か」という記号図上の絶対ルールにあります。結論から言えば、細編みにおける鎖編み1目の立ち上がりは目数に数えません。長編みの場合は「鎖編み3目を長編み1目とみなす」ため最初の目を飛ばして隣の目から編み始めますが、細編みはまったく異なるルールで動いています。

鎖編み1目は単に「細編み1目分の高さを確保するためのエレベーター」に過ぎず、横幅や編み目としての実体を持ちません。そのため、立ち上がりの鎖を編んだ直後、最初の細編みは必ず「立ち上がりの根元の目」に入れる必要があります。ここを「隣の目」と勘違いして針を入れると、1段につき1目ずつ減ってしまい、四角い編み地が三角形へと変形してしまいます。

初心者が迷いやすい「立ち上がり直後の針を入れる位置」の判定基準は以下の通りです。

  • 根元に入れる:引き抜き編みをした「同じ穴(前段の最後の目と結合した目)」の頭2本をすくって細編み1目めを編む。
  • 鎖編みの足やすき間に入れない:立ち上がりの鎖自体のループに針を入れると、不自然な突起や歪みが生じるため厳禁。
  • 段の最後の処理:前段の細編みの「最後の目」まできっちり編んだら、立ち上がりの鎖編みや引き抜き編みの足は無視して、1目めの頭に引き抜く。

この「立ち上がりは数えず、根元に1目めを編み、引き抜き編みと立ち上がり鎖は飛ばして最初の目に戻る」というサイクルを頭ではなく手先の感覚として確立できるかどうかが、最初の分岐点となります。

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