逆流性食道炎は何科を受診すべき?内科との違いや受診目安を徹底解説
逆流性食道炎が疑われる場合、受診先として挙がる主な診療科は消化器内科、胃腸科、一般内科、そして耳鼻咽喉科の4つです。結論から言えば、最も推奨される第一選択は消化器内科または胃腸科です。
食道と胃の粘膜は非常にデリケートであり、炎症の深さや潰瘍の有無、さらには胃がんや食道がんといった重大な器質的疾患を鑑別するには、専門医による確定診断が欠かせません。しかし、現れている症状の出方によっては別の診療科を視野に入れるケースもあります。
判断基準となる症状別の受診目安は以下の通りです。
① 胸焼け・呑酸(酸っぱい液体が口に上がる)がメインの場合:
迷わず消化器内科または胃腸科を受診してください。胃酸が食道へ逆流して直接的な炎症を引き起こしている典型例であり、消化器病専門医による胃カメラ検査や適切な酸分泌抑制薬の処方が直結します。
② 喉の異物感・イガイガ・声枯れ・長引く空咳がメインの場合:
胸焼けがあまりなく、「喉に何かが引っかかっている」「声がかすれる」「咳が止まらない」という症状が前面に出ている場合、まずは耳鼻咽喉科を受診するのも合理的な判断です。耳鼻咽喉科のファイバースコープで下咽頭や喉頭の発赤・浮腫(むくみ)を確認し、耳鼻科領域の疾患(咽頭炎、声帯ポリープ、悪性腫瘍など)を否定した上で「胃酸の逆流が原因の可能性が高い」と診断され、消化器内科へ紹介されるルートが確立されています。
③ 近所に専門クリニックがなく、まずは薬で痛みを止めたい場合:
近隣の一般内科(かかりつけ医)でも構いません。一般的な内科医でも問診によって逆流性食道炎を疑い、胃酸分泌抑制薬を処方することは可能です。ただし、内視鏡設備がないクリニックの場合、症状が改善しない際や再発を繰り返す際には、改めて専門施設への紹介を依頼する必要があります。