ノルウェー王室の現在と疑惑の真相|息子逮捕と結婚騒動の全貌
マリウス氏の事件と並び、王室の威信を著しく傷つけたのが、ノルウェー王室マッタ・ルイーセ王女と自称シャーマンの米国人、デュレク・ヴェレット氏の結婚劇でした。
かつて「天使と対話できる学校」を開設するなど、スピリチュアル傾倒で知られていたマッタ・ルイーセ王女は、2019年にデュレク氏との交際を公表。しかし、デュレク氏が「癌は自らの選択」「特定のメダルがコロナウイルスを治癒する」といった非科学的な主張を展開して高額商品を販売していたことから、医学界やメディアから強い非難を浴びてきました。騒動を受け、王女は2022年に公務から引退し、王族の称号を商業活動に利用しないことで王室側と合意していました。
ところが、2024年8月31日に風光明媚なガイランゲルフィヨルドで執り行われたノルウェー王室デュレク・ヴェレット結婚式において、その合意は完全に踏みにじられました。挙式の独占取材権を英国の大衆誌『Hello!』や動画配信大手Netflixへ独占売却し、ノルウェー国内の報道陣をシャットアウトしたのです。
さらに、結婚式に合わせて発売されたジン(蒸留酒)のラベルに「王女」の肩書を大々的に記載していた事実が発覚。ノルウェーの酒類広告規制法に抵触するとして保健当局から流通差し止め命令を受ける事態にまで発展しました。王室の権威を自己の私益のために切り売りする姿に、長年王室を温かく見守ってきた国民からも「即刻、王女の称号を剥奪すべきだ」との怒号が巻き起こりました。