プロ独占解説!鉛筆での木の描き方と立体感を出すデッサン技術
「木を描こうとすると、どうしてもカリフラワーのような単なる塊になってしまう」——これは描画に挑む人が最初にぶつかる共通の壁だ。葉を1枚ずつ緻密に追おうとするあまり、全体の立体感を見失ってしまうのが最大の原因である。
プロの現場で実践されている最新のアプローチは、真逆の思考からスタートする。まず樹木全体を大きな立体図形として捉え、光が当たる「明」と陰になる「暗」の境界をざっくりと面で塗り分ける。その上で、枝の隙間から覗く奥の葉や影の深みを段階的に重ねていくのだ。一本一本の枝が手前から奥へと伸びる軸の広がりを意識するだけで、平面的だったイラストが不意に奥行きを持ち始める。