ラグビーのトライとは?劇的瞬間を生む得点条件と最新判定の全貌
ラグビーのトライとは?劇的瞬間を生む得点条件と最新判定の全貌の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
アメリカンフットボールのタッチダウンと異なり、ラグビーではボールを持ってゴールラインを越えるだけでは得点にならない。ボールをインゴールエリアの地面にしっかりと接触させる「グラウンディング」が成立して初めてトライが認められ、攻撃側に5点が与えられる。
日本ラグビーフットボール協会が定める競技規則でも、グラウンディングには明確な定義が存在する。プレーヤーがボールを手または腕で保持した状態で地面に押し付けるか、あるいは手や腕、前胸部などの上半身で上から下へと圧力をかけて地面に接地させなければならない。ボールを落としてしまう「ノックオン」やすでに指先からボールが離れていた場合は無効となる。ボールの先端わずか数ミリがゴールラインに触れていれば有効とされるため、激しい肉弾戦の中でディフェンスの手の上にボールが乗っていないか、境界線を割っていないかといった極限の攻防が繰り広げられる。
トライが決まると、さらに追加点を狙う「コンバージョンキック」の権利が得られる。トライが決まった地点からまっすぐ後方に下がった任意の位置からキックを放ち、H型のゴールポストの間、クロスバーの上を通過すれば2点が加算される。つまり、中央付近にトライを奪えばキックの難易度が下がり、合計7点を確実に奪える計算になる。だからこそ選手たちは、タックルを受けながらも少しでも中央を目指して走り込むのだ。